大和総研、ミャンマーにITサービス合弁会社を設立 証券システム構築に向け
2013年5月1日 12:10
大和総研とミャンマーのACE Data Systems Ltd.は4月8日、ITサービスを提供する合弁会社として、ミャンマーに「DIR-ACE Technology Ltd.(以下DAT)」を設立した。
ACE社はミャンマーで銀行システムも手掛けている有数のIT企業であり、大和総研はACE社に対し、2010年12月より証券業務にかかわるシステム開発を中心に委託し、協力関係を築いてきた。継続的な開発委託を通じて技術力を高め、100人規模の体制を整備している。
一方、大和総研は、ミャンマーと本格的な資本市場をつくるための覚書を締結しており、そのために証券取引所や証券会社が円滑に業務を行えるようなシステムの構築に着手している。今回DATを設立し、証券取引所、証券会社システム構築を支援していく方針。
加えて、大和総研は、2013年7月にミャンマーで初めてとなるデータセンターの稼動を予定しており、すでにミャンマーに拠点を置く日本企業から引き合いもきている。さらに、ヤンゴンから20kmと至近距離にあるティラワ経済特別区へ進出する企業にも対応していくため、人員も増強していく予定。