ファルコン9 v1.1、エンジン点火システムの試験を実施

2013年4月30日 22:45

  スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)社のイーロン・マスクCEOは28日、ファルコン9 v1.1のエンジン点火システムの試験の様子を撮影した写真をTwitterに投稿した。

  ファルコン9 v1.1はスペースX社がファルコン9を改良し、打ち上げ能力や信頼性を向上させたロケットで、現在7月9日の初打ち上げを目指して準備が進められている。またマスクCEOは、ドラゴン補給船運用2号機の地球帰還後の記者会見においてファルコン9 v1.1を使い、完全再使用ロケットの開発に向けた実績を積むと明かしている。

  今回はエンジンを点火する手順を確認するだけの試験であったが、スペースX社によれば、10秒間の燃焼試験を今週の木曜日か金曜日に、またそれが成功すれば、実際の飛行時間と同じ3分間の燃焼試験を、来週にも行いたいとしている。

  また同ロケットはファルコン9 v1.1と呼ばれていたが、マスク氏はファルコン9-R(Falcon 9-R、RはreusableのR)という呼称を使っており、こちらが正式な名称になる可能性が高い。

 ■Twitter / elonmusk: First test of the Falcon 9-R ...
https://twitter.com/elonmusk/status/328386732934430720

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