イタリア動物愛護団体、動物実験に抗議するため研究施設に侵入、施設内動物を解放する
2013年4月25日 18:24
taraiok 曰く、 2013年4月22日のnatureの記事によると、動物実験に反対する活動家がイタリアのミラノ大学にある実験施設を占拠、実験に使用していた動物を解放するという事件を起こしたという。同施設では自閉症や統合失調症などの精神疾患の研究が行われていた。活動家が解放した動物の中には、免疫抑制が行われ、滅菌された環境外では生存できないハツカネズミも含まれていたとしている。同施設で研究を行っていた科学者は「研究が台無しになった。自分の仕事を回復するには何年もの時間が必要になるだろう」とコメントしている(nature、本家/.)。
イタリアでは2012年年7月にグリーンヒルにある実験用のビーグル犬の繁殖施設での虐待疑惑が持ち上がり、裁判所がこの施設を一時的に閉鎖することを命令している。これ以降、動物実験施設の閉鎖を目標とした動物愛護団体の活動が活発化しているようだ(nature)。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス
関連ストーリー:
動物擁護団体PETA、人気ゲーム「Assassin's Creed IV」の捕鯨要素に抗議 2013年03月08日
動物愛護団体、スーパーマリオの「タヌキスーツ」に抗議 2011年11月17日
動物愛護協会、「動物を助けるため」.xxxドメインでポルノサイト立ち上げへ 2011年08月23日