『九家の書』第6話 イ・スンギ、遂に“半人半獣”の正体を現す!

2013年4月25日 19:59

 MBCドラマ『九家の書』(脚本:カン・ウンギョン、演出:シン・ウチョル)で、イ・スンギが遂に、封印されていた“半人半獣”の正体を現し、視聴者に衝撃を与えた。

 23日に放送された第6話は、視聴率18.3%(ニールセンコリア、首都圏基準)を記録、自己最高視聴率を更新する勢いを見せた。同時間帯視聴率では1位の成績だ。

 この日の放送では、チェ・ガンチ(イ・スンギ)がチョ・グァンウン(イ・ソンジェ)によって送られた大勢の刺客と戦う中、厄除けの数珠が切れ、遂に“半人半獣”に変身する姿が描かれた。

 その瞬間をタム・ヨウル(ペ・スジ)が目撃、“悲運の愛”のスタートが予告され、視聴者の関心を集中させた。

 チョ・グァンウンの謀略によって、チェ・ガンチが父親のように慕っていたパク・ムソル(オム・ヒョソブ)が謀反罪の濡れ衣を着せられたまま殺され、その家族たちもまた監獄に入れられてしまった。しかし、パク・ムソルが殺された瞬間、“半人半獣”の本性を現したチェ・ガンチは、ソジョン法師(キム・ヒウォン)によって父親クウォルリョン(チェ・ジニョク)が生きていた頃の月光庭園に連れて行かれた。

 意識を取り戻したチェ・ガンチは、ソジョン法師から10日だけ我慢しなさいと言われたにも関わらず、パク・ムソルの家族たちを助けに急いだ。まずは、妓生として売られて行った娘パク・チョンジョ(イ・ユビ)を助け出そうとしたが、パク・チョンジョからまずはパク・テソ(ユ・ヨンソク)を助けて欲しいと頼まれ拷問を受けていたパク・テソを連れ出し脱走した。

 しかしこの時、チョ・グァンウンからチェ・ガンチを捕まえろとの命令を受けた手下たちが現れ邪魔をした。チェ・ガンチはタム・ヨウルと協力して敵を巻こうとしたが、今度は別の刺客たちが現れ二人は完全に囲まれてしまった。そして、「あの手首の数珠が怪しい」と聞いていた刺客たちは、チェ・ガンチの数珠を引きちぎってしまった。

 するとチェ・ガンチが「今すぐチョンジョのもとに行かなければならないのに・・・。どうなってるんだ!体が死にそうに痛い!全身が燃えているように熱い・・・!」と言ったかと思うと、たちまち“半人半獣”の姿に変化し始めた。

 青い光がチェ・ガンチの体を覆い目の色まで青色に変わった。更に血管が浮き出て鋭い爪が生え、先ほど受けた体中の傷が元に戻り始めたのだ。怒りが爆発し半人半獣の姿に変身したチェ・ガンチ。果たして今後チェ・ガンチはどうなっていくのか、視聴者の好奇心はピークを迎えた。

 一方、チェ・ガンチと反対方向に逃げたタム・ヨウルは、チェ・ガンチが“半人半獣”に変身する姿を見て衝撃を受ける。まるで神獣に変身したクウォルリョン(チェ・ジニョク)を見て気絶したユン・ソファ(イ・ヨニ)のようにびっくりした表情を見せたタム・ヨウルの姿が、チェ・ガンチとの悲劇的なラブストーリーを予感させ、視聴者の視線を集中させた。

 視聴者らは、「今日は衝撃と感動が混ざった回だった。イ・スンギの涙に貰い泣きし、イ・スンギの変身に驚いた!」「イ・スンギ、演技超上手い!変身する姿も何故かすごく自然だった!」「遂に変身したね!イ・ソンジェたちをぶっ潰して!」などと熱い反応を示した。

 また、第6話ではパク・ムソルがまさかの死を迎えお茶の間を涙させた。パク・ムソルは刃を向けられたチェ・ガンチをかばおうとして刺されたのだ。不本意な死を遂げたパク・ムソルは悔しさからか、死んでも“百年客館”の前を離れることができなかった。夫人ユン氏(キム・ヒギョン)の慰めのおかげで死体の乗った車はやっと動き出し、全ての村人たちはそれを涙で見送った。(翻訳:宮本りさ)

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