オリックスなど、蓄電池レンタルによる家庭向けエネルギーサービスを開始
2013年4月25日 17:06
オリックスとNECおよび株式会社エプコが共同で設立したONEエネルギー株式会社は、4月26日より、蓄電池レンタルとスマートハウス向けアプリケーションを組み合わせた家庭向けエネルギーサービスを展開する。まずは東京電力管内を対象に同サービスの先行受付を開始し、6月1日より順次取り付けを行う。
今回提供するサービスは、ONEエネルギーが「新築・既築の一戸建て」「HEMS機器の有無」「太陽光発電設備の有無」に関わらず、一般家庭向けにNEC製の定置用蓄電池(容量:5.53kWh)とエプコ開発のスマートハウス向けアプリケーション「ぴぴパッ!」をクラウドデータ連携により組み合わせ、システム一式をレンタルで提供する国内初のサービス。
利用料金は蓄電池レンタルプランの場合、ベースプランが初期費用0円・月額5,145円(税込)、東京都限定プランが初期費用0円・月額3,045円(税込)となる。
また、蓄電池レンタルプラン+太陽光屋根借りプランでは、ONEエネルギーが同サービスを利用する顧客所有の一戸建て屋根を定額で借り受け、太陽光発電のためにパネルの設置を行う。顧客は同サービス導入による電気料金削減効果と「太陽光屋根借りプラン」による賃料収入を併せることで、同サービスを実質負担額0円で利用することが可能になる。
ONEエネルギーは今後、全国の新築ならびに既築一戸建てのスマートハウス化を通じて同サービスを促進していくため、ハウスメーカーやリフォーム業者、工務店などの販売代理店の募集や一般電気事業者をはじめとするエネルギー関連企業との連携も目指していく。これにより、今年度中に1万軒、2015年度までに10万軒の家庭に対して同サービスの提供を目指す。