ホンダ、MPVコンセプトモデルを上海モーターショーで世界初公開

2013年4月22日 12:46

 ホンダは、4月20日より中国・上海で開催中の2013年上海モーターショー(第15回上海国際自動車工業展覧会)において、来年発売予定の量産車のコンセプトモデル「Concept M」を世界初公開した。

 「Concept M」は、中国をメイン市場として開発したMPV(Multi Purpose Vehicle)セグメントのコンセプトカー。商用車が中心である現在の中国のMPV市場において、「Concept M」は乗用車としての価値を持ちながら、ホンダのパッケージ技術を活用した快適で広い室内空間と運転する楽しさを両立させた新しい価値を提供する。デザインは日本の本田技術研究所四輪R&Dセンターのデザインスタジオで行った。来年の発売を目指し、同コンセプトモデルをベースとした量産車の開発を進めている。

 また、ホンダは、昨年の北京モーターショーにて発表した「Concept C」(中国市場向けに開発したミドルクラスセダンのコンセプトカー)の量産車である「CRIDER」を発表した。龍をデザインモチーフとし、クラス最大級の車体サイズ、力強いエクステリアデザイン、クラスを超えた動力性能を持ち合わせたモデルで、中国人スタッフが主体となり、中国の顧客のために開発したミドルクラスセダンとなっている。CRIDERは広汽本田汽車有限公司より今年6月に発売する予定。

 さらに、昨年の北京モーターショーにて発表した「Concept S」(中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売を開始する新価値乗用ムーバーのグローバルカー)の量産車である「JADE」を発表した。デザインは、美しい外観に高貴な質感を秘めた翡翠(ひすい)をイメージし、日常生活での使用から休日のドライブなどさまざまなニーズを満たすモデル。エネルギッシュで常に夢を追い求める、中国の1980年代生まれの顧客を主なターゲットとしている。JADEは、東風本田汽車有限公司より今年9月に発売する予定。

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