ホンダ、上海モーターショーで「Acura Concept SUV-X」を世界初公開

2013年4月22日 12:15

 ホンダの高級車ブランド「アキュラ」は、4月20日より中国・上海で開催中の2013年上海モーターショー(第15回上海国際自動車工業展覧会)において、デザインコンセプトモデルの「Acura Concept SUV-X」を世界初公開した。

 「Acura Concept SUV-X」は、中国市場をメインターゲットに開発した小型SUVのグローバルコンセプトカー。アキュラが北米以外でコンセプトモデルのワールドプレミアを行ったのは今回が初めて。エモーショナルでシャープなスタイリングや走行性能、小型車としての環境性能、そしてSUVの高いユーティリティー性能を高次元で融合させている。このモデルをベースとした中国向け量産車を3年以内を目処に現地で生産し、発売する予定。

 また、今年6月に中国で発売する予定のラグジュアリーフラッグシップセダン「RLX」の中国仕様の量産モデルを発表した。新開発の3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンや、高い旋回性と安定性を両立した世界初のPrecision All-Wheel Steer(プレシジョン・オール・ホイール・ステア)を搭載するなど、多くの先進技術の採用により高い操作性能と快適性を追求した。さらに、今年1月の北米国際自動車ショーに出展した次世代スーパースポーツ「NSXコンセプト」も出展している。

 ホンダの伊東孝紳社長は、 「このAcura Concept SUV-Xの量産車は、中国で生産し、中国のお客様にお届けする予定。Acuraの価値をより中国のお客様に身近に感じていただけるよう、中国での生産開始に向けて準備を進めている。ダイナミックに発展する中国において、Acura、Hondaとも中国のお客様に喜んでいただける、かつ新しい移動の喜びをもたらす商品や技術の強化を緩めることなく進めていく」とコメントしている。

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