記憶力を強化して時間の節約を
2013年4月20日 22:17
マルチタスクが短期記憶喪失に関係しているということをご存知ですか。実は、このことは研究によって次々と明らかになっています。
そこで、より効果的かつ効率的に記憶することができるようなテクニックを学ぶことは、時間を有効に使うことにもなるはずです。この方法を使うと、どこに物を置いたか、あの人の名前は何だったか、すぐ思い出せるようになり、最終的に目的のものを探す手間が省けます。また、次の点でビジネスにも有利です。
・聞く力が改善する:キーワードや関連性を探しながら人の話を聞くので、集中力が途切れません。
・話す力が向上する: 話す内容を順序付けるキーワードが覚られているので、話すときにメモやスピーチ原稿が要りません。
・業績が上がる: 関連する分野を結びつけることが容易になり、何事にも迅速に気付くようになります。
・ソーシャルスキルが高まる: 名前や顔をすぐに思い出せるので、人と付き合うのに役に立ちます。
ちょっとしたことを記憶しておくことが多くの人にとって難しいのはなぜでしょうか。それは、見る(目を使う)ことと観察する(意識を使う)こととの間に大きな差があるからです。
みなさんも、ものごとに積極的に関与しないで単にその場にいるだけという状況がよくありませんか。そんなとき、意識はどこかよそをさまよっていて、すべてのものごとは意識の網を通り過ぎてしまいます。そして、あとになってどうして覚えられないのかと不思議に思うのです。
意識してものごとに関連性をつけるようにすると、その場に集中するようになります。そして、他のことや他の仕事にいろいろと意識が散ってしまうことがなく、目の前のことに集中して一分、一分を最大限活用するため、結果的に生産性が向上するのです。
日々の仕事の流れを改善するにはリンク(関連付け)やサブスティテューション(置き換え)といった手段があります。これらを活用する方法をもっとご覧になりたい方は、弊社の記事“Absentmindedness: Don’t Forget to Save Time”(意識の不在:思い出すには、まず覚えよう)をご一読ください。