メールの読解速度を上げるコツとテクニック
2013年4月19日 22:01
長文のメールをもらうと、ちゃんと読めるようにと印刷することがありませんか。そうするという人は、あなた一人ではありません。印刷したほうが安心して読めるという人は非常に多く、それには相応の理由があるのです。
実は、人間がオンラインで読むスピードは紙上で読むときにくらべると、30%から50%遅くなります。読むという行為だけ考えれば、それが紙の上のことであろうとオンライン上のことであろうと同じように思えますが、その結果は異なります。
たくさんのメールを印刷するのに時間を費やすのはタイムマネジメントの観点からすると最善の方法とはいえません。その代りに、次にご紹介するテクニックをいくつか試してみてください。(横書きのものを読む場合に使うテクニックです。)
マウスを使って、一定の速度で読み、集中力を保つ。
1.各行の真ん中に3分の1の長さの下線を引きます。一定のペースで左から右に読み進み、1行読み終えたらすぐ次の行の同じ位置に目を戻します。こうすることで目の焦点を合わせながらも、視野の中に左右の端を捉えることができます。 あるいは、
2.ページの下に向かって垂直線を引きます。これもまた、一定の速度を維持しながら焦点を保つのに役立ちます。
紙であれオンラインであれ、読んでいる途中に疲れることがよくあるようだったら、すでに読んだ箇所に絶えず後戻りしている可能性があります。これは単なる癖か、読んでいるものに集中できていない結果か、どちらかです。いずれにしても、同じものを何度も読み返していることになるので、読み進む速度は非常に遅くなります。
では、どうすればいいのでしょうか。
1.画面右側にあるスクロールバーの矢印を使って、一行ずつ読んでいきます。ルーラーの真下にある一番上の線を読んだら、次の行に移ります。読み終えた行を視界に入れないようにすることで、目が元に戻って見直すことを防ぎます。
2.もし内容が難しく、以前に読んだ箇所を本当に参照する必要が出てきた場合には、目安として画面最下部にあるバーを利用します。これを使うと参照箇所を確認することができますし、戻って確認する必要がないときには、焦点を保ったまま下に読み進むことができます。
以上のコツとテクニックを使うと、受信箱の処理が速くなると同時に、内容の理解も深まることで生産性にも良い影響があります。