【今日の言葉】国内材に光
2013年4月19日 09:11
『国内材に光』=政府は国内の林業活性化の一環として国内材自給率を現在の25%ていどから41%ていどへ引上げるという。大規模建築構造物に「木造」を認めることによって、国内材消費を高める。
日本は空襲、地震などによる大火で長い間、都市部では木造の中高層建築は認められていなかった。解禁後、東北で建設された公共施設が東日本大地震でも倒壊しなかったことから耐震性に優れていることが注目されているという。今後、市役所などの公共施設、ショッピングセンターなどの商業施設、3~4階建住宅が増えるものとみられる。
日本で山林王といえば住友林業 <1911> が思い浮かび自社材を使った注文住宅で実績をもつ。三井ホーム <1868> も木造に力を入れているようだ。ログハウス専業のアールシーコア <7837> も木造人気が高まれば好事業環境となろう。また、木造構造物が増えれば白蟻対策でフジコー <2405> なども注目される。もちろん、山林活性化から地方経済にとっても恩恵は大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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