丸紅、露ロスネフチと極東LNG事業における戦略的パートナーシップ契約を締結

2013年4月18日 12:37

 丸紅は18日、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチとの間で、極東LNG事業及び石油ガス鉱区の共同探鉱・開発に関する戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。

 ロスネフチは、ロシアにおける石油ガスビジネスの上流から川下に至るまで一貫したビジネスを展開するロシア最大の国営石油会社であり、近年ではTNK-BPや国内ガス企業の買収を通じてガス分野にも著しい成長を見せており、国際的なスーパーメジャーとしての地位を揺るぎないものにしている。

 丸紅はロスネフチと過去より原油・ナフサ等の引き取り、石油化学プラント事業における機器納入、サハリン島における共同物流事業等を通じて長年にわたる提携関係を構築してきた。とりわけ日露エネルギー協力事業の象徴であるサハリン1プロジェクトにおいては、丸紅は日本側パートナーであるサハリン石油ガス開発株式会社の主要株主としてロスネフチと緊密な協力関係にある。

 今回締結した戦略的パートナーシップ契約は、ロシア極東地域におけるLNGプロジェクトの実現に向け、マーケティング、プラントの設計・建設、資機材の供給、ファイナンス、輸送、エンジニアリング等を共同で検討、推進するものであり、ロスネフチが保有する石油ガス鉱区の共同探鉱・開発も視野に入れるもの。

 丸紅は、ロシア極東地域におけるLNGを始めとするエネルギー関連事業や開発事業を通じてロスネフチとの協力関係を更に進化させることにより、日露の新たな互恵関係に寄与するとともに、日本のみならず極東アジアのエネルギー安定供給に貢献していく。

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