【今日の言葉】アメリカの稼働率と受注

2013年4月6日 11:32

  『アメリカの稼働率と受注』=5日、アメリカの3月の雇用統計が発表された。農業分野を除く就業者数増加は8万8000人、失業率は7.6%だった。失業率は0.1ポイント改善されたものの、就業者数は2月の約27万人増加に対し増加数は小さくなった。

  超金融緩和の効果で景気良好のアメリカだが、3月の雇用統計における雇用者数の小幅増を「景気頭打ちとみるか」、あるいは「好調継続の中の一服場面とみるか」によってNYダウに対する見通しは大きく違ってくる。失業率と雇用者数を別の捉え方をするなら、失業率を「稼働率」、雇用者数を「受注」へ置き換えてみることもできる。

  これまでの受注好調で稼働率は高まっている。しかし、足元では受注が伸び悩んでいる姿といえる。受注(=雇用者数)の縮小が3月だけのものか、あるいは4月も続くのか、この点が今後の最大の見所だろう。

  5日のNYダウが一時、大きく下げたあと引けで戻している動きからみれば雇用の伸び悩みは一過性のものという受け取り方だろう。アメリカにはシェールガス開発による雇用が期待できるのだから、という期待がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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