東レ、韓国で炭素繊維新工場の竣工式を開催
2013年4月5日 12:42
東レは4日、Toray Advanced Materials Korea Inc.(本社:ソウル、以下TAK)が4月3日に、韓国の慶尚北道・亀尾市において炭素繊維新工場の竣工式を執り行ったと発表した。
今回TAKで竣工した炭素繊維工場は、産業・スポーツ用途で業界のデファクトスタンダードとなっている高強度普通弾性率糸を年間2,200トン生産する設備であり、同設備の稼動により東レグループの炭素繊維の生産能力は年産21,100トンに拡大する。
2012年のPAN系炭素繊維の世界需要は約40,000トンにまで拡大しており、今後も年率15%以上の高成長が見込まれている。東レはさらに日本・米国・フランス・韓国の世界4極での増強を決定しており、グループ全体の生産能力を2015年3月までに年産27,100トンにまで拡大する計画。