船井電機、米レックスマーク社のインクジェット関連技術・資産を取得
2013年4月3日 12:18
船井電機は2日、米Lexmark International, Inc.(レックスマーク)が保有する、インクジェットに関する特許権を含む関連技術及び資産を取得することについて合意したと発表した。
船井電機は1997年7月以降約16年にわたってレックスマークよりインクジェットプリンターのハード機器を製造受託しており、開発段階から協業を重ねてきた。今回、船井電機グループは、レックスマークが長年北米を中心としてグローバルに展開してきたインクカートリッジを含めたプリンター関連製品の特許権及び製品開発機能・技術、製造機能・技術を取得することにより、これまでハードウェアの製造受託のみの形態で展開してきたインクジェットプリンター製品につき、より収益性の高いインクカートリッジの製造販売も含め自社リソースで完結できる体制を整えることが可能となる。
具体的には、「インクジェットに関する特許権」、「米国におけるインクジェットプリンター関連製品の開発リソース」、「フィリピンにおけるインクジェットプリンター関連製品製造子会社の全株式(土地・建物・設備及び人員)」、「その他関連技術・資産」を取得する。
これらの取得額は約95億円(1ドルを95円として計算)であり、取得費用は全額自己資金を充当する予定。個別資産等の詳細な項目および金額については現在精査中だという。