[レポート] フェンディの美術展「FENDI - UN ART AUTRE」東京藝術大学で開催
2013年4月2日 21:40
イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド「フェンディ(FENDI)」が、美術展「FENDI — UN ART AUTRE~フェンディもうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡」を東京藝術大学大学美術館で開催する。会期は2013年4月3日(水)より4月29日(月・祝)まで。
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美術展では、1925年の創業以来、最高峰の技術を受け継ぎ、ファークリエイションにおける第一人者であるフェンディの世界観をアートとクラフトの歴史と未来を通じて表現。1970年から2013年までに制作された約30点を抽出、それをフェンディが独自に開発してきたテクニックや技法を紹介する「アナトミーと、カラー」、そして過去のコレクションに見る「ラグジュアリーとレボリューション」と2つのセクションに分けられている。
それぞれのセクションにはフェンディがファッション界にもたらしたイノベーションを象徴するアイコン的な作品を展示。色彩の創造的なアプローチや新技術の融合が生んだ、フェンディ独自のラグジュアリーの世界だ。展示方法もユニークで多角的。映像や空間を生かした展示、体験型のアトリエなどにより構成されている。来日したフェンディ チェアマン兼CEOのピエトロ・ベッカーリは「歴史、伝統、クラフツマンシップはもちろん、フェンディの家族的な雰囲気も味わって頂けると嬉しいです。」と話した。
会期中には東京藝術大学の学生とフェンディの伝説的ファー職人によるワークショップも開催。世界中でクラフツマンシップの支援やアートとのコラボレートを行ってきたフェンディは日本を代表する芸術の最高学府・東京藝術大学と長期的な取り組みを行う予定。東京藝術大学学長の宮田亮平は「フェンディと一緒に奨学金制度を作っていきたいと思います。」とスピーチした。
美術展開催前日のパーティーにはモデルで女優の土屋アンナ、歌舞伎俳優の中村獅童、バレエダンサー宮尾俊太郎、世界で活躍するトップモデルのミン・シー(Ming Xi)らが出席、会場を盛り上げた。
【展覧会情報】
FENDI_UN ART AUTRE
Another Kind of Art, Creation and Innovation in Craftsmanship
~フェンディもうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~
会場:東京藝術大学大学美術館 展示室3,4
住所:東京都台東区上野公園12−8
会期:2013年4月3日(水)~4月29日(月・祝)
料金:一般 ¥1,200、高校・大学生 ¥700、中学生以下 無料※団体割引有り。
TEL03-5777-8600
URL:http://www.fendi.com/jp