『その冬、風が吹く』、“第2の冬ソナ”を狙う!
2013年3月28日 22:12
ドラマ『その冬、風が吹く』が、“第2の冬ソナ”を狙っている。
韓流ブーム始まりはドラマ『冬のソナタ』だった。今年はあれから10年がたち、10周年を記念する年となった。この時期に合わせて始まったSBSドラマ『その冬、風が吹く』は、放送前から既に日本の有力企業に先行販売され、ヒットの兆しを見せている。
3月13日、既にシンガポールで放送スタートし爆発的な人気を得ている同ドラマは、現在、日本での放送を控えている状況だ。これに関しドラマ関係者は、「日本の地上波で放送される可能性が高い。『その冬、風が吹く』は、『冬のソナタ』が韓国ドラマでは異例のNHKで放送されて大ヒットしたように、そのあとを継ぐようなかたちになるだろう」と予想した。
同ドラマは、最近韓流ブームが下落傾向にあると言われている中で光を放っており、より一層意味が大きい。昨年、政治的な理由のため日韓関係が冷え込み、韓流コンテンツに対する日本の需要も途切れてしまった。しかし、同ドラマが日本への輸出の道を再び切り開いてくれるのではないかと希望の声が上がっているのだ。
また、二人の主人公チョ・インソンとソン・ヘギョへの関心も高まっている。チョ・インソンは、ドラマ『バリでの出来事』、『春の日』などで既に韓流スターの仲間入りを果たしている。数回に渡る海外プロモーションも重ねており、復帰を望む声がますます高まっている。
ソン・ヘギョもまた『フルハウス』『秋の童話』などで人気を集め、今、海外で最も脚光を浴びる韓流スターのうちの一人だ。そんな二人が共演する作品ということで、高いシナジー効果が期待されているのだ。
さらに、同ドラマは作品的にも 『冬のソナタ』と似ているところが多い。冬を背景にしており、男女の切ない愛を描いているという点で日本女性の女心を掴むものと期待される。また、日本ドラマを原作にしているので知名度も高い。シンガポールでは既に放送スタートし爆発的な人気を得ている。今後も日本、マレーシアなどアジア各国で放送される予定だ。
同ドラマ関係者は、「最近は、ドラマよりアイドルを前面に出した歌謡界の勢いが強かった。しかし、『冬のソナタ』から始まった韓流ブーム10周年を迎えて、同ドラマが韓流ドラマブームを再び復興させることになるだろう。韓国国内では既に人気が証明された作品なので、海外でも十分通用するはずだ」と自信を見せた。
なお、『その冬、風が吹く』第14話が27日にSBSで放送され、結末まで2話を残すのみとなった。(翻訳:宮本りさ)