GSユアサ、三菱自動車向けバッテリーで不具合 声明を発表

2013年3月28日 19:15

 ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)は28日、昨日27日に三菱自動車工業が公表した2件のバッテリー不具合事案に関する声明を発表した。

 声明においてGSユアサは詳細については語らず、「現在、三菱自動車ならびにバッテリー製造会社のリチウムエナジージャパン、およびGSユアサの3社合同チームによる調査が進んでいる」とコメントしている。また、「早期の解決に向けてGSユアサグループとして総力をあげて原因究明に取り組んでいく」とコメントしている。

 三菱自動車は27日、「アウトランダーPHEV」に搭載しているリチウムイオン電池から発熱し、電池セル及び駆動用バッテリーパックの一部に溶損という事象が1件発生したと発表。また、同社の水島製作所(岡山県倉敷市)内の電気自動車(EV)用バッテリーパック組立工場において、3月18日にバッテリーパック1個の火災が発生したと発表した。不具合があったバッテリーは、GSユアサや三菱自動車が出資しているリチウムエナジージャパンが製造したものであることがわかっている。

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