イオンと丸紅が「戦略的パートナーシップに関する協定書」を締結
2013年3月27日 19:02
イオンと丸紅は27日、ダイエーへの再生支援体制の変更並びにイオンと丸紅間の戦略的パートナーシップの構築に関して合意し、協定書を締結したと発表した。
今回の合意は、イオン及び丸紅が両社の信頼関係を礎に、丸紅の保有する世界的調達ネットワークとイオンの保有する店舗網とを連携して活用することで、顧客が求めるより安価で質の高い商品・サービスを提供することを目的として両社間の戦略的パートナーシップを構築するとともに、効率的なサプライチェーンマネジメント、安全・安心な商品の調達、ネットワークサービス及び関東エリアにおけるスーパーマーケット事業の連合体の構築を目指した共同取組みにより、両社の企業価値の向上を実現することを目的としている。
具体的には、丸紅は今回イオンが実施するダイエー株式の公開買付け(TOB)に対し、丸紅および丸紅リテールインベストメント保有のダイエー株式(発行済み株式の24.3%)を応募することでイオンと合意した。なお、丸紅は引続きダイエーの発行済み株式のうち5%を継続保有し、イオンと共に今後もダイエーの発展のために相互に協力を行っていく。
また、イオンと丸紅は、国内外の新規産地開発やサプライチェーンの短縮によるコスト削減への取り組みを共同で進める。イオンは、穀物を含む食料原材料の供給など丸紅グループの有する経営資源の活用と、各種加工食品・生鮮品分野の調達および流通の拡大と効率化につき丸紅グループとともに取り組んでいく。
さらに、イオンと丸紅は、関東圏において、グローバル競争の中で顧客に第一に選ばれる高いブランドをもつスーパーマーケット事業の連合体を構築することを目指して協議を進めていく。