日系人 ブラジル社会に貢献している 81%
2013年3月25日 21:03
外務省によるブラジルでの対日世論調査で回答者の81%が日系人はブラジル社会に貢献していると評価されていることが分かった。また、ブラジルにとって将来重要な国のランクでは米国(59%)に次いで50%と2番目に高かった。3位は中国(32%)だった。
調査は2月21日から25日までブラジルの24州、53都市の16歳以上の600人を対象に面談で行われた。調査結果の信頼度は95%と外務省はみている。
それによると、日本人に対するイメージでは「勤勉・能動的」が20%で最も多く、「計算高い」(17%)、「集団・閉鎖的」(16%)、「礼儀正しい・親切」(10%)、「正直」(9%)などプラスイメージとマイナスイメージが混在した。
一方、日系人については「勤勉・能動的」(17%)に続いて「礼儀正しい・親切」(16%)、「正直で約束を守る」(16%)などポジティブなイメージが上位を占めた。
日本とブラジルの関係については「78%が良好、どちらかといえば良好」と見ており、ブラジルが日本に期待することでは技術移転が42%と最も高く、ブラジル産品の輸入拡大(39%)や工場設立による雇用の増大(38%)など技術や経済力への期待が特に強かった。(編集担当:森高龍二)