特許庁がシステム刷新のための新計画を発表
2013年3月21日 12:20
ある Anonymous Coward 曰く、
先日、特許庁は業務システムの刷新プロジェクト中止を発表したが、このたび新たなプロジェクト計画を発表した (ITpro の記事、特許庁の施策情報より) 。
計画書によると、既存のシステムを稼働させたまま段階的にシステムの置き換えとシステム構造の見直しを進めていくという。工程は 10 年程度の見込みで、まず前半 5 年で外国語特許文献の検索環境強化や新たな意匠・商標制度などへの対応を行うという。続いて後半 5 年ですべての業務についてシステム構造の簡素化やリアルタイム化を進めるという。
特許庁にとってはまさに「失われた 10 年」だが、今後 10 年でこれを取り戻せるのだろうか。もう失敗は許されない。
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