北朝鮮の核先制攻撃表現に防相が情報収集強化

2013年3月20日 14:50

 北朝鮮が日本に対する核先制攻撃の可能性に言及したことに、小野寺五典防衛大臣は19日の記者会見で「類似のさまざまな挑発的な声明があったが、今回のように、わが国への核先制攻撃という強い表現は確認される限り初めて」と語り、「日本としてもしっかり安全の確保、万全な対応に努めていきたい」と語った。

 小野寺防衛大臣は北朝鮮の挑発的な動きに「随時、警戒監視は強めている」とし「今回の北朝鮮の表明を受けての別な動きというものは今のところ想定していないものの、いずれにしてもしっかりと情報収集を強めていく」と語り、北朝鮮に従前以上に注意を傾注する意向を示した。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙(労働新聞)が核先制攻撃に言及した記事を掲載し、挑発的な表現をしているもので「米国が核戦争の導火線に火をつけるなら、侵略者たちの本拠地に対する核先制攻撃の権利を行使する」としたうえで「日本は無慈悲な攻撃を免れることができると誤解してはならない」と米国と同盟関係の深化を図る日本はその対象と日本をけん制している。(編集担当:森高龍二)

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