ソニー、米NYの本社ビル売却を完了 約650億円を営業利益へ計上

2013年3月18日 12:26

 ソニーは18日、同社の米国100%子会社であるSony Corporation of America(SCA)が3月15日(米国現地時間)、既に発表済みの米ニューヨーク州ニューヨーク市マジソン・アベニュー550番地のSCA本社ビルの売却について、ニューヨーク市その他米国の主要な不動産市場において商業資産を保有するThe Chetrit Groupを主なメンバーとするコンソーシアムへの売却を完了したと発表した。

 売却額は11億ドル(約1040億円)で、ソニーは売却額から同ビルに関する負債及び売却関連費用を控除した約7億7,000万ドルの現金を受領し、約6億8,500万ドル(約650億円)の売却益の営業利益への計上を見込んでいる。

 また、同売却先との間で締結されたリースバック契約にもとづき、SCA及びその他の現在同ビルに入居しているソニーグループ企業は最長3年間、引き続き同ビルを利用する予定。なお、ソニーの2012年度通期の連結業績見通しについては、同売却及びその他の要因の影響も含めて現在精査中だという。

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