セブンイレブンが中国内陸部の重慶市に進出、三井物産などと合弁で

2013年3月18日 11:31

 セブン-イレブン・ジャパンは15日、子会社のセブン-イレブン(中国)投資有限公司(SEC)及び三井物産が、中国最大の民営農牧企業であり食品事業も手掛ける新希望集団有限公司傘下の南方希望実業有限公司と共に合弁会社を設立し、中国・重慶市でセブン-イレブン店舗を展開することに合意したと発表した。三井物産及びSECは新希望集団と共に同合弁会社を通じて同市においてフランチャイズ運営事業を行い、2013年中の1号店の開店を目指す。

 セブン-イレブン・ジャパンは2004年より北京市・天津市において中国でのコンビニエンスストア事業の本格展開を開始し、その後、成都市、上海市、青島市へと出店を拡大してきた。今回店舗展開を始める重慶市は中国における国家中心都市の一つとして直轄市(北京市、上海市、重慶市、天津市の4市)に指定され、人口約3,000万人(内、都市部人口は800万人)を擁し、2012年の経済成長率は13.6%に達するなど、中国内陸部における中核都市として今後も高い経済発展が期待されている。また、急速な経済成長を背景にコンビニエンスストアをはじめとする小売業に対する需要の拡大も見込まれることから、セブン-イレブン・ジャパンは同市において新たに店舗展開に取り組むこととした。

 三井物産は商品・原材料供給と物流機能などのサービスを複合的に提供する機能を生かし、フランチャイズ運営事業と組み合わせた事業展開に取り組む。また、三井物産の食糧及び食品事業における中国事業の最重要パートナーの1社である新希望集団との連携により、同集団の重慶市についての高い知見と店舗立地確保における不動産事業の豊富なノウハウを生かし、店舗展開を進めていく。

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