ソユーズTMA-06M宇宙船、地球に帰還

2013年3月16日 20:45

  日本時間16日12時10分、3名の宇宙飛行士を乗せたソユーズTMA-06M宇宙船が、カザフスタン共和国のアルカルイクの北東部にある草原地帯に着陸した。

  搭乗していたのは第34次長期滞在員のコマンダー(船長)を務めていたアメリカ航空宇宙局(NASA)のケビン・フォード宇宙飛行士、ロシア連邦宇宙局(ロスコスモス)のオレッグ・ノヴィツキー宇宙飛行士とエヴゲニー・タレルキン宇宙飛行士の3名。彼らを乗せたソユーズTMA-06Mは日本時間8時43分に国際宇宙ステーション(ISS)のポイスク・モジュールから離脱し、地球の大気圏に再突入した後、無事に帰還した。

  帰還は当初15日に予定されていたが、着陸地点の天候不良により1日延期された。

  ISSには引き続き、第35時長期滞在員の船長を務めるカナダ宇宙庁(CSA)のクリス・ハドフィールド宇宙飛行士、NASAのトーマス・マーシュバーン宇宙飛行士、ロスコスモスのロマン・ロマネンコ宇宙飛行士の3名が滞在し、運用を続けている。ちなみにハドフィールド宇宙飛行士はカナダ人としては初のISSの船長を務める。

  一方、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地では、3月28日の打ち上げに向け、ソユーズTMA-08Mの準備が進められている。同機には船長のパベル・ビノグラドフ宇宙飛行士(ロスコスモス)、フライト・エンジニアのアレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士(ロスコスモス)とクリストファー・キャシディ宇宙飛行士(NASA)が搭乗し、第35次長期滞在員に加わる予定となっている。

 ■Экипаж ТПК «Союз ТМА-06М» вернулся на Землю
http://www.federalspace.ru/main.php?id=2&nid=19958

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