症状が現れる数年前にアルツハイマーの発症を検出する技術が開発される
2013年3月16日 19:31
あるAnonymous Coward 曰く、 コンピューターを使用した視覚認知テストにより、症状が現れる数年前にアルツハイマーの発症を検出できる技術を米スタートアップ企業「Neurotrack」が開発したそうだ(Councel & Healの記事、Gigaomの記事、Medical Xpressの記事、本家/.)。
テストでは見たことのある映像を画面に表示した場合と、見たことのない映像を画面に表示した場合の被験者の眼球の動きを比較する。これによりアルツハイマーで最初に病変が現れる海馬の状態を検出することが可能になるという。テストでスコアが50%以下となった被験者の100%が6年以内にアルツハイマーと診断された一方、スコアが67%以上だった被験者でアルツハイマーを発症した者はいなかったとのこと。
アルツハイマーの早期発見が可能となることで、早期の治療が可能となるほか、治療薬の開発につながることも期待される。この技術は3月8日から12日まで米テキサス州オースティンで開催されたSXSW(South By South West) InteractiveフェスティバルのSXSW AcceleratorでHealth Technologies部門のファイナリストに選ばれたとのことだ(SXSW Accelerator 2013 Finalists)。
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