ネアンデルタール人が滅びた要因の1つは「目が大きかったから」という説

2013年3月15日 18:24

taraiok 曰く、 ネアンデルタール人が滅びたのは「目が大きかったから」という説があるという。ネアンデルタールは25万年前ごろからヨーロッパに住んでいた種族で、2万8000年前に氷河期の到来で絶滅するまで現代の人類である「ホモサピエンス」とともに共存していた。BBCの記事によると、ネアンデルタール人の頭蓋骨を研究した結果、彼らが現在の我々よりも平均で6mmほど大きな目を持っていたことが分かったという(BBC本家/.)。

 さらに調査チームが研究を進めた結果、彼らは夜の長いヨーロッパの環境に合わせ、昼間の生活よりも夜間の狩猟に適した脳の構造をしていたと見られている。このため、ネアンデルタールは脳の機能が視覚的や身体的な部分に特化しており、感情や情報処理の能力には劣っていた。このことがネアンデルタールが氷河期に適応できなかった理由だと考えられているという。一方、ホモサピエンスは針を利用して衣類を作り出し、氷河期を乗り越えたとしている。

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