ヤマト運輸、ボーノ相模大野SCの館内配送業務を一括受託
2013年3月15日 11:51
ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は14日、野村不動産ホールディングス傘下の野村不動産が3月15日に開業する大型商業施設「ボーノ相模大野SC(ショッピングセンター)」の館内配送業務を受託したと発表した。
野村不動産は「ボーノ相模大野SC」において、政令指定都市である相模原市の南の玄関口となる相模大野駅前の大規模複合再開発に参画し、相模大野の新たなランドマークとして地域に深く根ざせる施設運営を目指している。しかし、駅前という立地上、一般車両だけでなく路線バスやタクシーなど多くの車両が行き交うことで施設周辺の渋滞が予測され、野村不動産は安全や環境の問題を懸念していた。また、商業施設・住宅・公共公益施設が融合した複合施設のため、多くの配送業者が施設内に出入りすることになり、セキュリティの確保を不安視していた。
この困りごとを解消すべく、「ボーノ相模大野SC」の開業前の搬入業務をヤマトグループが受託し、搬入車両のスケジュール調整や誘導によってスムーズな開業の支援を行った。そして今回、3月15日の開業において、各テナント向けに宅配便を一括で納品する館内配送業務をヤマト運輸で受託することに至った。
各配送業者からの荷物を入り口の荷さばき所でまとめることで、荷さばき所における車両の待機時間を削減する。また、物量の増加が予想される大型連休やイベント時においては、道路状況に応じて周辺のヤマト運輸営業所に荷物を一時的に回避させることで周辺道路の納品渋滞を緩和する。施設内においては、各配送業者の荷物を各テナントへ一括で配送することで、セキュリティの向上や配送の効率化を図る。