JR東海が在来線気動車を新製、計52両を2014年度から順次投入
2013年3月14日 21:12
JR東海は14日、2010年度に新製投入した在来線新型気動車のキハ25形をベースに新たな機能・設備を追加したキハ25形(2次車)52両を新製し、旧型の気動車を取り替えてより一層の安全性向上とサービス向上を図ると発表した。なお、今回の車両取替により、JR東海が保有する全ての気動車がJR発足以降に新製した車両となる。
今回新製する気動車計52両は、2014~2015年度にかけて、高山線、太多線、紀勢線、参宮線に順次投入される予定。投資額は約120億円。
新製されるキハ25形は、台車等の状態を常時監視する振動検知装置を在来線車両として初めて搭載するなど、より一層安全性を向上する。また、JR東海が開発した鹿衝撃緩和装置を標準装備する。
さらに、室内灯にLED照明を採用するほか、車イス対応トイレ、車イススペース、案内表示装置などバリアフリー設備を充実させる。また、1両あたりのドアを片側3箇所とすることで顧客の乗降がスムーズになるなど、利用しやすく快適な車内空間を提供する。