TOTOが独企業と技術提携、ウォシュレットの技術を新温水洗浄便座に搭載
2013年3月13日 12:05
TOTOは12日、ドイツの衛生陶器・洋食器メーカーVilleroy & Boch AG(ビレロイ&ボッホ)と欧州市場において技術提携すると発表した。独フランクフルトのISH(国際衛生・冷暖房・空調設備・再生可能エネルギー専門見本市)において、TOTOのウォシュレットの技術を駆使したVilleroy & Bochの温水洗浄便座が初公開される。
TOTOとVilleroy & Bochは、今回発表された提携において理想的な補完関係を築いていく。Villeroy & Bochが高いデザイン力とともに浴室まわりの総合プロバイダーの代表格として欧州市場で事業を行う一方で、TOTOはすでに30年以上前から、今や世界中で有名な日本スタイルの温水洗浄便座分野における革新的技術のリーダーとしてその地位を築いている。2008年以来、TOTOはデュッセルドルフに拠点を置き、ドイツ市場でもその名を知られる存在となっている。
TOTOとVilleroy & Bochの今回の提携は、技術提携にとどまらず、既存の販売提携をも包括するものとなる。昨年、TOTOとVilleroy & Bochは北米における販売で提携。以来北米では、Villeroy & Boch USAのバスルーム製品はTOTO USAの販売チャネルのみを介して販売されている。TOTOとVilleroy & Bochは、今回の提携によって欧州と北米だけでなく、世界においても両社がより迅速な発展とよりよい成長を遂げることを目指す。