JNC、太陽光追尾型発電設備の実証実験を開始 米社の技術を採用

2013年3月12日 12:01

 JNCは11日、同社の子会社である千葉ファインケミカルが太陽光追尾型発電設備の実証実験を開始すると発表した。

 米QBotix社の技術を導入した太陽光追尾型の発電設備を日本で初めて建設し、実証実験を開始する。同社による技術は、支柱に設置された太陽光発電パネルをロボットが巡回し、パネルの角度を二軸で駆動させ精緻に太陽光を追尾できるユニークなもので、従来の一般的な追尾システムと比べて設備が簡便で故障しにくい特長がある。

 実証実験は今年4月に開始し、日本の風土の適否(耐候性)や発電量などから同設備の事業性を検討する。発電量は二軸の太陽光追尾により定置型パネルの約1.4倍を見込めるため、再生可能エネルギー法による買取電力価格の変動に対しても有効な発電設備として期待される。

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