【株式評論家の視点】相場は改めて上値トライを強める方向、NY高、円安更新の追い風強力

2013年3月10日 16:20

<相場展望>(3月11~15日)

  市場の身近にいると、本当に今回の相場の強さを実感する。前週3月第1週(3月4~3月8日)は高値警戒を抱えながらも、結局週を通じて上昇した。8日、金曜日には日経平均は1万2283円と高値引けとなり、リーマンショック前を上回る、4年半ぶりの水準に進んだ。ポイントとなるのは、当面の上値目標とされていた1万2000円台に乗せても。一向に天井感が形成されなかったこと。

  そして、8日のニューヨークダウは強い内容の米雇用統計を受け67ドル高へ6日続伸、4日連続の最高値更新に進んだ。シカゴ日経平均先物も1万2435円と東京市場を大きく上回り、3月第2週(11~15日)は大幅高でスタートを切ることになる。

  日本株上昇のバックボ-ンとなっているニューヨークダウの強さは特筆される。足掛け2ヶ月に渡るもみ合いを上に放れてきたもので、ちょっと記憶にない高値クリアーのパターンである。これだけの長いもみ合いを放れた相場なので、着地点はここからかなり上の水準になる。為替相場も8日のニューヨーク市場で一時96円台後半まで買われ約3年ぶりの高値を記録。米国からの円安への牽制発言も無いことで、市場筋では1ドル=100円説が強まっている。相場環境は、改めて上昇力を推進する強力な追い風が吹いてきた。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株価診断】インフォマートここから1100円高も狙える、抜群の成長力評価これから(2013/03/08)
【株式評論家の視点】株価モミ合うPALTEC、収益構造の変革に取組む、PBRも0.6倍で割安見直しも(2013/03/08)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

関連記事

最新記事