ソフトバンクテレコム、ANAグループに「Google Apps for Business」を納入
2013年3月7日 19:51
ソフトバンクテレコムは6日、法人向けクラウドコンピューティングサービス「ホワイトクラウド」で提供している「Google Apps for Business」を、全日本空輸(ANA)およびANAグループの全社員向けに約49,000ID納入すると発表した。
ANAは、2013年4月の持ち株会社化に向け、業務効率の向上を目指して「ワークスタイルイノベーション」の推進に取り組んでおり、その一環として既存のメールシステムを自社構築からグローバルスタンダードなクラウド型サービスへ刷新することを検討してきた。
その結果、大容量のメールシステムやリアルタイムでの文書の共有・編集作業、簡易な意思疎通がすぐに図れる多様なコミュニケーションツールなど、「Google Apps」が持つ豊富な機能の活用がANAグループが目指す「ワークスタイルイノベーション」の実現に最適であると判断し、4月から本格的な利用を開始する。
「Google Apps」は、専用のアプリケーション「Google Chrome」を一度インストールするだけでさまざまな機能を利用できるため、従来のメールソフトのようなバージョン管理の工数が大幅に軽減できるほか、基本的なメールやその他の機能の利用方法は一般的にコンシューマー市場で先行して広く利用されているため、習得が簡単ですぐ利用できるところも今回の導入の大きな要因となった。
ソフトバンクテレコムは、自ら「Google Apps」のユーザーとして培ってきたノウハウや経験に基づいて策定した移行手順をベースに、設計、構築から導入、運用まで一貫した支援体制でスムーズなシステムの移行を実現した。また、日頃の安定的なネットワークの運用実績や、データトラフィックの傾向を細部にわたって分析することで移行に最適なシステム全体のネットワークサイジングを提案したことも高く評価された。
ソフトバンクテレコムは、今回納入する「Google Apps」と、ANAグループが既に導入しているiPadや通信ネットワークの活用によるイノベーションサービスの提供を通じて、ANAグループが取り組む構造改革の推進と経営基盤の強化に貢献していく。