【経営者の言葉】京写の児島一登社長
2013年3月5日 22:07
■京写<6837>(JQS)の児島一登社長
「当面は売上成長戦略から原価引下げの合理化重視へ方向転換を図っています」、と強調するのは京写 <6837> (JQS)の児島一登社長。中国、インドネシアなどでも片面および両面プリント配線板を生産する同社だが、労使関係には問題なく順調。ただ、賃金は年々上昇する方向にある。しかも、欧州経済危機の影響で家電関係が国内外とも厳しく、とくにテレビの落ち込みが大きい。このため、今は売上より原価引下げに力を入れるときということだ。
「インドネシアで約3億円、中国でも1~2億円の省人化を中心とした投資を行っています。原料・資材の購入を京写香港に集中したことによる効果なども出て、第3四半期では売上が前年同期に比べ2.7%減少に対し、営業利益は17.6%の増益となっています。4月からの新しい期にはいっそう期待できると思います」ということだ。
もちろん、売上増加策についても取組んでいる。テレビ中心の家電から自動車、住宅関連の売上構成比率を高める。インドネシア工場では片面プリントラインを省力化によって5ラインから3ラインとした。余裕のできたラインに自動車用の両面プリント基板を増設する。当初、今期配当を年3円と予想していたが、年5円配当とすることを発表していることにも先行きの業績向上に十分な手応えを持っているということだろう。予想1株利益22.3円で株価は195円。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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