トラブル発生のドラゴン補給船運用2号機、国際宇宙ステーションと結合

2013年3月4日 10:45

  3月1日に打ち上げられたスペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のドラゴン補給船運用2号機は、アメリカ東部標準時間3月3日5時31分(日本時間19時31分)に国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームに把持され、8時56分(日本時間22時56分)にISSのハーモニー(第2結合部)と結合した。

  ドラゴン補給船運用2号機のISSとの結合はもともと3月2日に予定されていたが、打ち上げ直後に複数のスラスター・ポッドが起動せず、太陽電池パドルが展開しないトラブルが発生した。しかし、その後、スペースX社は懸命な復旧作業を行い、問題を解決させ、ISSとの結合も1日延期だけで済んだ。

  今回のドラゴン補給船運用2号機には食糧、衣服、実験ペイロードなど、約544キログラムの物資が搭載されており、第34次長期滞在クルーらは今後、物資を全てドラゴン補給船から降ろし、約1043キログラムの実験成果やISS関連機器を積み込む。

  なお、ドラゴン補給船運用2号機とISSの分離は3月25日に予定されている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Living and Working
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/living/index.html

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