【株式評論家の視点】高値更新のTOPIX寄与型銘柄に強調予想、SQはさほど響かず

2013年3月2日 21:06

<相場展望>(3月4~8日)

  前週2月第4週(2月25~3月1日)は週初に日経平均は1万1662円の年初来高値を更新したが、27日には1万1253円まで売り込まれ、調整入りかとの声を引き出した。しかし週末には1万1602年と高値に肉薄、改めて天井形成の警戒感は後退してきた。今週はSQという波乱要素はあるが、TOPIXは3月1日に昨年来高値に進んでおり、日経平均も強調を引き継ぐ週になりそう。

  日々の動きを見ていると、日経平均と円相場は完全な密着状態にあることが歴然としている。円安トレンドも調整場面を経ることなく推移してきており、先行き警戒感は強い。ただ、円安がここからそれほど大きく進展しなかったとしても、すでにかなり大幅に上昇しているので、今後これが徐々に企業業績の回復につながり、株価を押し上げていくパターンが予想される。

  日経平均の強い推進力を支えているのは外国人投資家。2月第3週(18~22日)の投資部門別売買動向では海外投資家は15週連続で買い越し。外国人が15週連続で買い越すのは、2010年11月~2011年5月以来。日本市場は何年も不振が続いていたことで、日本株を手仕舞った投資家が新たな組み入れを開始している模様だ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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