ファルコン9ロケット/ドラゴン補給船運用2号機打ち上げ、国際宇宙ステーションへ
2013年3月2日 02:00
アメリカ航空宇宙局(NASA)とスペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)はアメリカ東部標準時間3月1日10時10分(日本時間3月2日0時10分)、ドラゴン補給船運用2号機を載せたファルコン9ロケットを、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
クラスタ化した9基のマーリン・エンジンが一気に点火し、ファルコン9ロケットが離昇した。打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約3分後に1段目を切り離し、打ち上げから約10分後にドラゴン補給船運用2号機を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。
ドラゴン補給船運用2号機はこのまま地球の周りを周回し、アメリカ東部標準時間3月2日6時30分(日本時間20時30分)に国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームに把持され、その2時間後にISSと結合する予定。今回のフライトでは、約544キログラムの補給物資をISSに運搬し、約1043キログラムの実験成果やISS関連機器などを回収する。
スペースX社は昨年10月にドラゴン補給船運用初号機を打ち上げ、ISSへ物資補給及び回収に成功した。
■Commercial Resupply Launch
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/structure/launch/index.html
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