NFC対応スマホをかざしてスムーズな買い物が可能に、大日本印刷が開発

2013年3月1日 17:37

 大日本印刷は1日、スーパーなどに設置したNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)電子棚札に、NFC対応のスマートフォンをかざすことでスムーズな買い物ができる「NFC SMARTSHOPPING」を開発したと発表した。

 「NFC SMARTSHOPPING」では、スーパーの売り場で商品をショッピングカートに入れる際に、商品の前に設置されたNFC電子棚札にスマートフォンをかざすことでアプリ内の仮想ショッピングカートに商品購入の情報が登録される。会計の際は、専用カウンターのNFCリーダーライター端末にスマートフォンをかざし、予め登録した購入商品のデータを送信するだけでレジ待ちすることなくスマートフォンによる決済が完了する仕組み。

 大日本印刷は、スマートフォンでのキャッシュレス決済やクーポン、ポイントの授受など多様なサービスを提供するアプリケーションを一元管理し、その関連業務を総合的に支援するサービスである「モバイルWallet」の新機能として、今回開発した「NFC SMARTSHOPPING」を提供する。これにより、購買履歴などから利用者の属性を分析し、個々の属性に合わせた情報提供による来店促進など流通業界向けのO2O(Online to Offline)サービスの実現が可能となる。

 大日本印刷は、今後の検証活動を通じて「NFC SMARTSHOPPING」の早期サービス開始を目指すとともに、同サービスを流通や小売業などに提供していく。

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