【銘柄診断】IBJ5連騰で2000円回復、IPO後の調整に一巡感
2013年2月27日 11:25
<銘柄ウオッチ>
IBJ <6071> (JQS)は、58円高の2020円と5営業日続伸し、今年2月15日につけた上場来安値1880円からの底上げを鮮明化している。昨年12月6日に公開価格1450円で新規株式公開(IPO)され、公開価格を80%上回る2610円で初値をつけ2660円まで買い進まれ、IPO人気の一巡で上場来安値まで大きく調整したが、今年2月14日にIPO後の初決算を発表、今12月期純利益が、連続して最高純利益を更新することを見直し、下げ過ぎとして割安株買いが増勢となっている。
同社は、ネットとリアルの双方でブライダルサービスを提供、ネットでは、日本初のソーシャル婚活サイト「ブライダルネット」を開発・展開し、リアルでは全国の結婚相談所とその所属会員の婚活をサポートするためのお見合いネットワーク「IBJシステム」と「日本結婚相談所連盟」を運営し、このほか結婚が決まったあとの新居探しや、結婚式を控えた新婦にエステやビューティー情報を提供する検索サイトの運営などのメディア事業も展開、シナジー効果を最大化している。
2月14日に開示した前期業績は、サービス利用者や「ブライダルネット」の加盟結婚相談所の増加などでIPO時予想を上ぶれ、純利益は1億9800万円(前期比2.0倍)と前期の過去最高を更新した。
今期業績は、メディア部門のシステム開発をさら積極化、婚活サービス以外の結婚後のファミリー・ソリューションやライフ・ソリューションの提案を事業化することで複合展開、純利益は、2億6400万円(前期比33%増)と連続の過去最高更新を予想している。
株価は、上場来安値から140円幅の底上げをしているが、PERは15倍台となお下げ過ぎである。一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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