【銘柄診断】07年以来の200円接近のエンシュウ、工作機、輸送機器の両輪好調
2013年2月25日 11:29
<銘柄の見所>
エンシュウ <6218> の人気が衰えず、再び新展開に躍り出てきた。2月12日には188円の高値を示現したが、この水準は、2007年11月の201円以来になる。6年ぶりの水準への居どころ変えとあって、本格的な上昇相場に踏み入れてきた感触だ。
今2013年3月期の第3四半期累計決算で営業利益は10億3200万円と、前年同期比97%増益を確保。つれて、今3月期の見通しについて、営業利益は従来の16億5000万円から18億円、前期比45%増益へ上方修正された。同社のこれまでのピーク利益は2006年3月期の19億4600万円。株価の6年ぶりの水準到達も、その背後に好業績があったからこそということ。
工作機械関連事業部門が中国を始めとしたアジア地域への売上げが増加、オートバイのピストンなどの輸送機器関連事業部門も原価低減が進み増益を確保している。両部門とも来期も好調が予想され、ピーク利益更新も視野に入ってきそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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