NEDOなど、最先端災害対応ロボット技術の開発成果を公開

2013年2月20日 21:27

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などは20日、人間が入り込めないような過酷な災害現場で災害状況の把握や機材の運搬、復旧活動を行うためのロボット技術の開発に取り組んできたNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」が今年度で完了することに伴い、開発された9分野のロボット技術を千葉工業大学・芝園キャンパス内の共同研究施設で公開した。

 今回公開されたロボット技術は、自然災害や原子力災害、産業施設全般の事故や災害などを想定して開発されたもので、プロジェクト終了後は委託先の企業や大学等が災害現場での実用性を高めるための課題に取り組む予定。

 NEDOでは2011年度から、災害や重大事故等によって家屋、産業・公共施設等が被災し、作業員の立ち入りが困難となった状況において速やかに状況把握、機材等の運搬、復旧活動を行うための災害対応ロボットの開発として「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」を実施してきた。

 同プロジェクトは2012年度をもって終了となるが、NEDOは今後も、同プロジェクトの成果が被災現場に実際に投入され、課題の解決に活かされるよう、経済産業省をはじめとする関係機関、企業等と協力していく方針。

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