シャープ、積雪2メートル対応の太陽電池モジュール発売

2013年2月13日 10:57

　シャープは12日、積雪2.0メートルの耐荷重性能を備え、豪雪地帯でのメガソーラー用途に適した産業用積雪対応多結晶太陽電池モジュールを発売すると発表した。

　一般に北海道や東北など豪雪地帯に設置する太陽電池モジュールには、雪の重みによる破損を防ぐため強い耐荷重性能が求められている。同機では、モジュール裏面の構造を強化することで、業界トップクラスとなる積雪2.0メートルの耐荷重性能を実現した。

　従来機で対応していた積雪1.5メートル以下の地域に加え、積雪2.0メートルまで対応地域が広がることで、豪雪地帯のメガソーラーに向けた商品ラインアップが強化されることになった。

　また、同機ではモジュール面積が大型化され、従来機に比べ出力が約24%向上、240Wの高出力が実現されている。大規模システムを設置する際にモジュールの設置台数を減らすことによるコスト削減が可能になる。

　シャープは今後も産業用太陽光発電システムのラインアップを拡充し、太陽光発電のさらなる普及拡大を目指していく。