米連邦取引委員会、モバイル機器メーカーに対しプライバシーへの懸念を表明

2013年2月6日 08:00

taraiok 曰く、 スマートフォンなどのモバイルデバイスは急激な技術革新により進化を遂げてきた。しかしその反面、個人情報とプライバシーのセキュリティの扱いは深刻な問題になりつつある。米連邦取引委員会(FTC)が2013年2月1日に発表した報告書によれば、アメリカ人の3分の1以上は、モバイルデバイスは彼らの個人情報を管理していると感じているという。また、アプリユーザーの57%が個人情報が共有されているかもしれないとの懸念を持っているとしている。このため、ユーザーはリスクのあるアプリをアンインストールしたりインストール拒否した経験があるとしている(NETWORKWORLD日経新聞本家/.)。

 報告書では、Amazon.com、Apple、BlackBerry、Google、Microsoftなどのモバイルプラットフォーム提供企業やアプリケーション開発者、広告・マーケティング企業などに対して、アプリケーションが位置情報などにアクセスする際、ユーザーにジャストインタイムなどを使用して明確な承認を得られるようにするべきだとしている。また、OS開発者には、アプリケーションがアクセスしたデータ内容を確認する仕組みの提供、広告ネットワークに対しては、Do Not Track対応への協力が必要だと提示している。

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