【株式評論家の視点】米国株からのフォローの風が続く、外国人と個人の手合わせが進む

2013年2月2日 18:12

<相場展望>(2月4日~8日)

■米国株からのフォローの風が続く、外国人と個人の手合わせが進む

  1月5週(1月29日~2月1日)の週末2月1日の日経平均は1万1191円の52円高で4日続伸場面となった。ただ、ザラ場の高値は1万1237円で、引けにかけ伸び悩む、警戒気分が漂う相場であった。しかし、1日の米国株式市場は、雇用統計の改善、米経済指標の好調で、ニューヨークダウは149ドル高の1万4009ドルと、2007年10月以来の1万4000ドル台を回復。2月1週(4~8日)の始まり4日は再び一段高で始まりそう。

  為替市場の円安の裏側はドル高ということである。それは、米国経済が次第に回復感を強めていることが背景。だから円安の動きになかなか天井感が出てこない。最初の大きなフシと見られていた1ドル=90円台乗せ後もスピード感は衰えず、あっという間に93円に接近。それでもドルの上値トライの動きが続きそう。

  そうした好環境をにらみ、日本株の上昇を主導してきた海外勢の買いが継続している。東証の3市場投資主体別売買内容調査では海外投資家は1月4週まで11週連続で買い越しとなった。さらに個人投資家の手の内の好転も顕著。三市場の評価損益率は5.28%と驚異的なプラス転換となった。投資家は利食いとなる銘柄から売却するため、その残り株はマイナスとなっているのが普通の現象である。個人投資家の市場参加の動きはこれからさらに広がる可能性が強い。スピード調整があってもおかしくない相場リズムなのだが、好需給を見る限り相場は崩れない。押し目もごく限定されたものになりそう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【狙い場・買い場】鉄建建設は東海道新幹線の大規模補修前倒し、もみ放れを確認(2013/01/31)
【狙い場・買い場】日本電設工業はJR東海関連として注目、大規模改修需要(2013/01/31)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

関連記事

最新記事