情報収集 留学での人的ネット活かす視点も

2013年1月28日 11:00

 佐藤正久防衛大臣政務官は在外情報入手に在外公館への駐在武官の増員に加え、留学制度を活用したネットワーク構築の視点も大切だとする。

 佐藤政務官は米国陸軍大学に留学時、留学生は72カ国、90人にのぼり、アフリカからの留学に対しては「航空運賃も、滞在費も米国持ち」だったことから、彼らは「米国に恩義を感じている」とし、「陸軍国が多いので、彼らの多くは高級幹部となり、ネットワークができる」と「長期的投資になる」との認識を示した。

 そのうえで佐藤政務官は「自身にとっても(このときの仲間が)貴重な仲間」になっており「ケニアの仲間は先日までソマリアのキスマヨ攻撃のケニア軍司令官で、貴重な情報を頂いた」と留学で知り合った人的ネットワークが情報収集に役立っている事例をあげ、留学を活用したネットワーク構築の意義を説明する。

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