【狙い場・買い場】ガンホーオンラインエンターは信用取引の規制強化をはね返す

2013年1月22日 11:23

  ガンホーオンラインエンターテイメント <3765> (JQS)が上昇相場加速の局面に踏み込んできた。大証と大証金が同社の証拠金について、17日売買分から委託保証金率を現行の50%以上から70%以上(うち現金を40%以上)に引き上げることを発表したため、17日には大幅安に見舞われた。

  しかし、それが本当の一服場面で、翌日18日から猛然とダッシュ、21日には上昇率12%を記録、上げ相場にスピード感が出てきた。とくに、信用取引に関する規制強化で買い方にとって負担が重くなったにも関わらず、個人投資家の上値取りの動きが衰えないのは特筆される点だ。

  同社は米NASDAQ上場の韓国企業が業績予想を開示しないことなどを理由に、前2012年12月期の業績見通しを開示していない。ただ、アナリスト筋ではスマホ向けコンテンツ「パズル&ドラゴンズ」のアイテム課金収入が業績拡大を牽引、前期の営業利益42億円(前々期11億7600万円)、今期132億円の連続大幅増益がコンセンサスになっている。2月に予定される業績発表が期待感を持って受け止められている。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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