ニューヨークで事件後初の銃規制法成立、オバマ政権も銃規制強化案を発表
2013年1月21日 10:55
taraiok 曰く、
サンディフック小学校銃乱射事件から 1 か月が経過した 1 月 15 日、ニューヨークで銃規制を行う法案が通過した。事件後、銃規制が行われたのは同州が初めてとなる。新しい銃規制法では、弾倉に装填可能な弾丸数が 10 発から 7 発に制限される。また銃器の販売者の経歴調査などを強化するほか、違法銃器の使用に関する罰則も重くするとしている (ABC News の記事、本家 /. 記事より) 。
また精神疾患患者に対しても規制が強化される。医療関係者は他人に危害を加える恐れのある精神疾患患者について、州に報告するように義務付ける条項も盛り込まれた。また裁判官が精神疾患患者に治療を命じられる期間を半年から1年に延長する。
オバマ政権も 16 日、銃規制強化案を発表した。内容はニューヨークと同様に装填可能な弾丸数の制約のほか、犯罪歴などの身元調査の対象を銃の購入希望者全員に拡大するなどの内容が含まれているとしている。しかし、米国内では全米ライフル協会の影響力が大きく、規制案がすべて通るのは難しい模様だ (The New York Times の記事) 。
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