ホンダ、インド二輪事業におけるテクニカルセンターが本格稼働開始

2013年1月18日 16:36

 ホンダのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(HMSI)は17日、インド二輪事業における研究開発、生産(技術)、購買、品質部門を集約したテクニカルセンターが本格稼働開始したと発表した。

 HMSIのマネサール工場内に新設したテクニカルセンターは、インドの二輪車研究開発機能を担うホンダアールアンドディ(インディア)プライベート・リミテッドやHMSIより関連部門の約200人のアソシエイトが集結することにより、綿密なコミュニケーションと業務効率の向上が可能となり、インドの顧客にこれまで以上に「良いものを、早く、安く、低炭素でお届けする」体制が整った。

 テクニカルセンターにはインドでは初となる研究開発用の先進の風洞実験施設を導入し、インドにおける二輪車の燃費向上に向けた研究開発力の強化を行っている。

 また、110ccエンジン搭載スクーターの「Activa」「Aviator」「Dio」について、新たな燃費向上技術を採用したニューモデルを発売する。新型エンジンはフリクションロスを低減することなどにより、ホンダ社内計測比較で燃費を11%向上した60km/Lを達成した。

 ホンダはインドにおいて、商品開発の取り組みに加え、ラジャスタン州の安全運転教育施設と協力した活動をかねてより実施しており、新たに女性や子どもを対象とした安全運転教育プログラムを実施することでラジャスタン州とMOU(Memorandum of Understanding)締結に至った。ホンダは、顧客の安全で快適なモーターサイクルライフに向けて今後もさまざまプログラムの提供やサポートを行っていく方針。

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