【株式評論家の視点】井筒屋に個人買いが継続、K氏介入の実績が思惑を誘う

2013年1月18日 11:18

<銘柄の見所>

  井筒屋 <8260> が強調展開をキープしている。9日に今2013年2月期の業績について、営業利益を従来の23億円から27億円(前期34億7300万円)に引き上げたことをきっかけに見直し人気が急増した。

  10日に出来高が8449万株と前日9日の287万株からいきなり急増した。その利食い売りが先行しているのだが、押し目には個人投資家の買いが間断なく流入、非常に強い動きを見せている。1999年7月にはK氏介入を手掛かりに1380円まで買い進まれた実績があり、そのた介入期待に連想が働いていることが株価が容易に下げない要因だろう。

  直近の取組みは売り残366万株、買い残1053万株と、大幅買い長の状況にとどまっている。しかし連日の大商いでこの先取り組みに大きな変化が訪れる可能性もあり、取り組み動向は要注目でる。同社は今期の業績について2回にわたり増額修正に進んでおり、もう一度もありそうな状況だ。新展開への切り返しも期待できそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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