【株式評論家の視点】ソニー、レーティング上げで4ケタ回復、PBR0.5倍の訂正へ

2013年1月18日 09:28

<銘柄の見所>

  ソニー <6758> が17日の相場で1000円大台を回復、出来高も5000万株を上回るボリュームで、久方ぶりに同社らしい賑わいとなってきた。16日に証券会社がレーティングを弱気から中立に引き上げ、目標株価を940円に増額したことで、出遅れていた株価に見直しの輪が広がった。

  株価は昨年3月16日の高値1832円から調整に入り、昨年11月15日には772円まで売り込まれた。パナソニック <6752> なども同じ波動を描いているのだが、調整の間も盛り返しの動きをはさみながらそれなりの賑わいを見せた。しかしソニーはだらだらと下げ続ける低調な波動に終始してきた。

  コストダウンの進展により今2013年3月期は営業利益1300億円と、前期の672億円の損失に対し、大幅な黒字転換が見込まれている。オリンパス <7733> との資本・業務提携など事業ポートフォリオの組み換えを積極的に行っており、来期意向の見通しも明るい。PBR0.5倍という数字は同社にとって屈辱的な低さである。下げがそうであったように、上げもまた着実に前進するパターンが想定される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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