スカパーJSAT・NECなど、防衛省と次期Xバンド衛星通信システムで事業契約締結

2013年1月15日 20:20

 スカパーJSAT、NEC及びNTTコミュニケーションズは15日、3社の出資により設立された株式会社ディ-・エス・エヌ(本社:東京都港区)が、本日、防衛省と「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」に係る事業契約を締結したと発表した。

 同事業は、国の次期Xバンド衛星通信システムを整備・運営するPFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業。ディー・エス・エヌは、同事業契約の締結に基づき、2機の通信衛星の製造及び打ち上げ、並びに管制設備器材等の地上施設の整備を実施し、2015年度より2030年度までの間、当該設備の運用・維持管理を行う予定。

 同事業主体はディー・エス・エヌとなり、ディー・エス・エヌの傘下で各企業が役割分担にて業務を実施する。スカパーJSATは同事業衛星の調達・運用、全般管理等を、NECは同事業衛星の製造、地上施設(局舎以外)の整備等を、NTTコムは地上施設(局舎以外)の維持管理等を、前田建設工業は地上施設(局舎のみ)の整備及び維持管理を、それぞれ担当する。

 契約期間は2013年1月15日から2031年3月31日。契約金額は1220億7402万6613円(税込)。

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